先生はカバンを床に落とし
私の体を掴む。


「やめて…先生…
もう、私は消えるのっ…だから…」


先生の力になんか…負けてられない



私の想いは…簡単に消えるものじゃない



「離して…先生」


「やめて!離して!陽奈ちゃん!!」


「陽奈!!離せって!!」


先生の口調もだんだん荒くなる。


「もう…疲れたの……
だから…もう自由にさせてよ…っ!」