凛…それに、孝、ごめんね。
私が困ってる時助けてくれたよね…


瀬川先生…
先生に一番迷惑かけたよね…
こんな私の事守ってくれてありがとう。


「ごめんなさい…ッ…」


破片を持つ手が震える。
それに目も涙でぼやけてきた。


ダメだよ。
さっさと消えないと…また迷惑だよ…ね


「ッ…うぅ…痛いッ……」


破片を当てる向きを変えると、予想以上に
スッと切れた。


「痛い…痛いよッ…」