ダダダダダダ…
〜リビング〜
青「春にぃおはよ!朝ごはんいらない!行ってきます!」
春「青葉!一口でも食ってけ!てか、弁当忘れてる!」
あー、行っちゃったよ…。
春「朝飯食わないで昼どうするんだよ…、」
秋「どうしたの?なんか考え事?てか、青葉は?」
春「あいつ、朝も食わずに昼の弁当も忘れていったよ。どうする?」
秋「あ〜ぁ、後で痛い目見るのは青葉ちゃんだからねぇ…笑笑」
秋…お前、そんなやつだったか…笑笑
まぁ、葉琉から連絡来るの待とう。
たしか、今日のシフトは
俺が日勤
夏斗が休み
秋斗が日勤
冬斗が休みだったはず。
何かあれば…休み二人いるし、なんとかなるかな…
ちょっと不安を抱き、仕事に行く準備をした。
ふぅ〜、ギリギリセーフ!
葉「まったく、お前のせいで俺も巻き込み事故になりかけたじゃんかよ。」
青「ごめんごめん!チャイムなるから教室行ったら?」
こいつ、何も考えてないな…
キーンコーンカーンコーンキーンコーンカーンコーン…
HRも終わり、何となく考え事してたら昼の時間になった。
昼飯食うか。
〜昼飯〜
ガサゴソガサゴソ………
私弁当忘れたっけ?
lll_ _ ) 昼食べれないじゃんよ…。
でも…葉琉に言うわけにいかないし…
よし!聞かれたら食べた振り!うん。
〜昼飯〜By葉琉
ガサゴソガサゴソ……
よし、昼でも食べますか!
葉「いっただきまー………。」
と思ったら、青葉がとぼとぼ廊下を歩いてる!
あいついつも教室で食ってるよな…?
どこ行くんだ?ついて行こうっと…
着いた先は屋上…、、、
この土砂降りの中で何するんだ?
そう、今日は台風も近いのか天気が優れない日なんだけど…
ゆっくりと扉を開け、青葉の様子を伺う…
ひたすら雨に打たれて突っ立ってる青葉。
ありゃ風邪ひくぞ、、、
止めに行こうと思ったその時…!
バタン……
一瞬何が何だか分からなくなったけど…
すぐに青葉の元に駆け寄った。
葉「青葉?おい!青葉!しっかりしろ!!おい!」
……………………。
ピクリともせず…
すぐに兄貴たちに連絡しようと思ったけど…、俺弁当と一緒に携帯も教室に置きっぱなしだ…。
どうしよう!!
そこへ、昼飯なのに俺が教室に戻らないのを心配してか、
クラスでは割と仲のいい(早河翔)が様子を見に来た。
新登場人物
・早河 翔(高校2年生)
葉琉と仲がいい
クラスでは葉琉の次にイケメン
水泳部のエース
頭よし、スポーツ万能、スタイル良き、イケメ
ン
ただ一つ欠点が…
それは読みながらのお楽しみ!
葉「いいとこに来た!お前、俺の携帯持ってきてくれ!!」
青葉が倒れてるのを見て動揺しながらも翔は取りに行ってくれた
…………………………………ダダダダダダダダダダ…………………
翔「葉琉!取ってきたぞ!」
葉「さんきゅっ!」
プルルルルルルルル…プルルルルルルルル…
春「もしもし?」
葉「春にぃ!青葉がぶっ倒れた!熱もあると思う」
春「葉琉!落ち着け、すぐに連れてこれるか?救急車そっちに送るから、お前も同乗してこい!」
葉「わかった!」
ピーポーピーポーピーポーピーポー…………………………
葉「青葉!大丈夫だからなっ!」
救「着きました!岡本青葉さん、17歳です。」
秋「青葉〜!分かるか?分かったら俺の手握って?」
…………………………………………。
秋「反応無し!初療室急いで!」
全員「はい!」
流石秋、救命医なこともあって、焦りがそんなに見えない。
俺には到底無理なことだ。俺は内科医だし、何せ家族なんだもん、、、。
春斗side
ピッピッピッピ………
とりあえず青葉は一命を取り留めた…。
良かったぁ…
青葉side
ピッピッピッピッ…
規則正しい音で目が覚めるって…
私ほんとに弱いなぁ…
屋上に立って、お昼忘れた反省してただけなのに…
あー、やーになっちゃう。
あとこの左手の方はなぜ寝てるのかね?
葉琉さん。
葉「うん……。、、、ぉはょー…青…ってかいつ目さめたの!?」
「そんなに驚くことないって!さっき!」
葉「驚くこと?!お前、何日寝てると思ってんだよ!」
「えっ…!?何日…?」
「今日入れないで…5日だな…?」
「そっ、そんな?!うそだぁ!」
葉「嘘じゃねぇ、証明する兄貴たちもいる!ばーか、寝坊助青葉さーん!」
「もぅ!、葉琉の意地悪!寝坊助でも馬鹿でもない!」
もう知らないんだから!葉琉ことなんて!
葉「ふーん、そんなこと言っていいんだー!」
ふぇっ?!
「声出てた?」
葉「最初から全部な!」
あはは、は、は、は………笑(殺される…泣)