冬「よし、ここに入って待ってて。」
とうしろを振り返ったら…
いない。
やっぱりだ
逃げたなあいつら…😠
とりあえず検査室に居る2人の看護師さんを巻き込んで探し始めた
冬「賢人〜!凛斗〜!出てこい!」
院内を大声と言わないレベルの声で探し始めること早30分
冬「ったく、、、見つけたらただじゃおかねぇ…、つーか、どこに隠れたんだ…💡🙌🤔」
と思った矢先!
目の前を通り過ぎる馬鹿どもがコソコソと小走りで走ってきた
俺はそれを捕まえんとばかりに走り出し2人を追いかける!
冬「おまえら待てこらっ!」
賢人「わわわわっ!どっからきたのせんせー!」
とか叫びながら走り出す2人…
アイツらもだけど俺も喘息を患ってる
走るということは少なからず体に影響を及ぼすということになる…┐(´д`)┌
最初に悲鳴をあげたのはチビの凛斗だ
凛「はぁっはぁっはぁっはぁっはぁっ…ヒューヒュー…ゲホゲホ…ゴホッ...ヴ...ゲホッゴホッゴホッ...」
言わんこっちゃない
冬「ハァハァハァハァ…諦めつけろ凛斗!」
そのまま看護師にネプライザーを頼んで俺は健人を追いかけ始めた
だが…
健人の目の前に現れた助っ人のおかげで再度追いかけっこを始めることは免れた
その相手は…
春「つーかまえた!もう逃げらんないなww」
賢人「ハァッハアッハァッハアッ…ゴホッ...ヴ...ゲホッゴホッゴホッ...…ヒュー…ヒュー…ゴホッ...ヴ...ゲホッゴホッゴホッ...」
賢人は喘息の発作を起こしたが春にぃのおかげでそこまで酷くならずに助かった…
問題は俺だ、
呼吸が上がって苦しい…
でも春にぃは賢人の方に当たってるから俺は無理を頼めない…
冬「ハァッハアッハァッハアッハァッハアッハァッハアッ…ヒュー…ヒュー…ゼェゼェ…」
やばい、本格的な発作になる前に言わなきゃ…
でも賢人優先…
患者first…
春斗side
よし、賢人くん捕まえた
なんで俺が逃亡悲劇を知ってるかって?
看護師からの情報だよねww
報告連絡相談、通称報連相
看護師からの風の噂ってやつを耳にしてね
冬斗の患者だから…まぁ、
ほっといたら冬斗も死ぬし…助っ人っていうこと!
ってのはいいんだが…賢人くんは落ち着いたけど
俺の視線の奥のヤツはやべぇみたいだな…
あとは賢人くんは看護師に任せて俺は冬斗の様子を見に行く。
春「すみません、あとお願いしてもいいですか?」
看「はい、病室の方で様子みます!ありがとうございます!」
俺は咄嗟に立って、冬斗の方に向かった
春「大丈夫か、、んなわけねぇか…」
冬「ハァッハアッ…ハァッハアッハァッハアッ…ヒュー…ハァッハアッ」
春「喘息の前兆だな…そのまま俺の診察室に連れてくな、」
返事ができず有無を言わずに春にぃの診察室に連れてかれた
春「冬〜、聴診するから服まくるな!ごめんな〜」
ゼェ…ゼェ…ゼェ…ゼェ…
あー、喘息でちゃうな…
春「そのまま吸入しちゃうか!準備急いで!」
看「はい!」
看「準備できました!」
春「冬〜すぐ楽になるからね、、頑張れ〜」
冬「ハァッハアッ…ハァッハアッ…ゴホッ...ヴ...ゲホッゴホッゴホッ...…スー…ゴホッ...ヴ...ゲホッゴホッゴホッ...ハー…」
春「だいぶ良くなったな!お疲れ様^^*走ったことには褒めないけど、諦めない心には褒めるよ( ̄▽ ̄)」
冬「だって…捕まえないと…あいつら…も…喘息…持ってるから…ハァッ」
春「うん、知ってる、でも他に手段なかったのか?お前じゃなくたって他の医者に任せることは出来ただろ、お前の喘息知ってるのは少人数じゃない、少なからず小児科の医者は知ってるだろ…」
春「まぁ、俺もすぐ助けに来れなかったことは反省してるけど…もう少し人を頼ることを学べよ、、、」
冬「…ごめん春にぃ…でも、俺は自分の手で子供たちの未来を切り開いてやりたい、だから、逃げられたって嫌われたって俺は俺らしく自分の手で助けてやる。俺は諦めない、また走って俺が喘息出ても俺には助けてくれる兄貴達がいる。だから、人に頼らないで俺は自分で頑張るって決めたんだ…もう少し見舞ってくれないかな…春にぃの意見に添えなくてごめん…」
春「……分かった、、、でもほんとにヤバいってなったら言え、それまで俺は手出ししない。」
冬「ありがとう…春にぃ…少し寝てもいい?」
春「あぁ、最近寝れてないらしいから少し寝ろ」
冬「うん…」
このあと寝てる間に点滴して回復したのであった
青葉said
今日は短縮日課で2時間授業!
もーちょうテンション爆あがり!
いつめんの樹里、涼香、浬子で前々から行きたかった表参道のスイパラに行くの!
いつもは葉琉と帰ることが多いんだけど、今日はあらかじめ断りを入れておいたの
葉琉葉いいないいな言ってたけど絶対来ないでねって念押ししておいた笑
学校から電車乗り継いで原宿着いたけど…
相変わらず人がすごい…
いつメンでそうこう話してる間に目的地に着いて早速食べる‼︎
全「いただきまーす!」
樹「うま!」
涼「それな!きて正解だった!」
浬「制限時間までにいっぱい食べよ!」
青「うんっ!」
各々たくさん食べて大満足のスイパラ!
涼「次プリ撮りに行かない?」
樹浬青「いいねぇ!」
1人100円ずつで今大人気の・・ハル
ってやつで撮った!
もうみんな盛り放題だよね笑笑
プリ撮った後は時間も時間なので流れ解散になった
私もお兄ちゃんが待ってるから寄り道しないでまっすぐ帰宅中…
時間が時間で今満員電車に押され込み中…
今日も楽しかったけど疲れたなーとか考えてると、乗り換え駅に着いた
一度改札を出て歩いて改札まで向かうと
同じ方向を歩くおじさんがタバコを咥えて歩くのが視界に入った
まずいな…
どこまで一緒の道あるくんだろう
とか思っていると…
電車の改札まで同じだった
番線まで同じで車両は違うでしょとか思いながら歩いてると…
着いてくる……。
私の真後ろに並んだってことは、タバコの匂いするじゃん!っ考えるとあっという間に電車がホームに入ってきた。
この人とか…と考えて乗ってみると
想像以上に臭かった
乗車駅から3駅だけど、私持つかなと悩み中
今更、車両変えるわけいかないし耐えるほかないんだけど
と考えてると肩をトントンされた
ふと見てみると、同級生の早河くんがいた。
翔くんも遊びに行った帰りみたいで偶然出会った
翔くんがジェスチャーで「前のひと臭いね」
「大丈夫?」て聞いてきたから
「多分?」と曖昧な回答をしておくと
急に気持ち悪くなってきた
顔色を見た翔くんが背中に手を当ててくれたけど、嘔気が増すばかり
ようやく最寄り駅に着いて降りると、翔くんが「家まで送ってく」と言って送ってくれた
家に着いて葉琉が迎えてくれてことの有り様を翔くんに聞いた葉琉はソファーまで連れてってくれた
お兄ちゃんたちはまだ帰ってなくて葉琉が持ってきてくれた水とクッションで戦ってる
葉琉が一報してくれたみたいで春にぃが1番に帰ってきた
春「ただいま。青葉大丈夫か?」
と言いながらさりげなく脈測ったり熱測ったりしてる
いつもなら抵抗するくせに今日は気持ち悪さでそれどころじゃない
春「脈少し早いけど、熱はないしとりあえず部屋で様子見かな」
ってことで現在ベットなう
結局ご飯も食べれなくて大騒ぎしながら夏にぃと春にぃに押さえつけられて、秋にぃに栄養剤と吐き気止めを点滴されたのはいうまでもない
翌朝元気になって吐き気の原因はスイパラでの食べ過ぎだということがわかり、春にぃ秋にぃに怒られ葉琉に散々バカと言われ、夏にぃと冬にぃには呆れられました。
まあ、治ったから一件落着!ということで学校行ってきます!
春「朝は食べないでお昼は・・ダーゼリーだけにしなさい」とか言う春にぃは何かと気にかけてくれるんだと…でも朝抜きは鬼だと思いました。(完)
青葉said
スイパラ事件も何とか解決し、また普段のいつも通りの生活に戻った。。。
というのは、違ったようで…( ˊᵕˋ ;)
青「痛い…」
そう、昨日の夜あたりからずっと節々が痛いのです。
お兄ちゃん達に言うべきなのはわかってるけど…言ったあとが怖いから言えないし…しばらく待機
唯一の救いは4人中4人ともが今日は仕事なこと
だから帰ってくるまでまだ時間あるし治ると心のどこかで思っているんだ、、
葉琉は何してんだろう
今日学校休みだし、部活なければ家にいるはずなんだよね…( ˘・з・)
ピコンツ!
ん?rein?
葉「青葉おはょ。俺今日体調良くないからご飯とか適当に食べて過ごして。マジごめんな。」
青「おはょ。葉琉も具合悪いんだ。わかった!
あでも、おにぃ達には青葉が具合悪いことだけは言わないでね。葉琉のことはいいけど…」
葉「なんだよ…青葉もか。奇遇だな。わかってる、言わないでおくよ。」
(葉琉:まぁ言うけどな!ごめんな!青葉!💦)
rein(青葉抜いた5人グループで)
ピコンツ!
葉「兄貴、具合悪い。俺もだけど…青葉もらしい。」
夏「あ〜ぁ、青葉の症状はわかるの?」
葉「いや分からない。黙っといてって口止めされたから…」
夏「だろうな笑葉琉の症状は?どんな感じ?熱とかあるの?」
葉「熱は37.8°で節々が痛いのと頭痛いのとあと寒い。」
秋「インフルかな?時期的にもちょうどだし…」
夏「寒いならまだ熱上がるね…」
春「とりあえず誰か帰るまで家で大人しく待ってなさい。」
葉「はい。」