おにぃたちに愛されてるから…今の私がいるんだよ?

萌杏奈side

朝からだるい
呼吸しにくくて自分でもわかってる。
喘息の前兆だってこと
でも先生にバレたくなくてみんな起きて返事してるけどしないで布団に潜ってた
案の定先生はみんなに起きてろって行ったあと、私のベットカーテンを閉めて様子を見に来た。

冬「萌杏奈?体調悪い?」

トントントン
あえて寝た振り…

フリフリフリ
冬「萌杏奈?」

萌杏奈「ゲホゲホッ。大丈夫☺」
作り笑顔で何とかなると思ったけど…
医者って騙すの難しいよね。

冬「嘘はいいから聴診するよ!」

萌杏奈「いや…ゲホゲホッハァハァハァハァ…ゲホゲホゲホゲホッハァハァハァハァハァハァハァハァ…」

有無を言わさずに素早く萌杏奈のパジャマの中に聴診器を入れた

萌杏奈「いや…モゾモゾ…ハァハァ…ゲホゲホッ」

冬「今日は大人しく寝てろ。あと吸入するからちょっとまってて!」

萌杏奈「しなくていい!苦しいからやだ!」

冬「(´-ι_-`)はぃはぃ。しない訳には行きませんから!」





冬「お待たせ。」

セットしてと…

冬「はい、萌杏奈。口から吸って鼻から吐くだよ?」

ピーーー、(スタート音)

萌杏奈「ゲホゲホゲホゲホゲホゲホゲホゲホゲホゲホゲホゲホッハァハァ…ゴホッ...ヴ...ゲホッゴホッゴホッ...ゴホッ...ヴ...ゲホッゴホッゴホッ...…ゲホゲホッハァハァハァハァハァハァゴホッ...ヴ...ゲホッゴホッゴホッ...」

ピーーー、(終了音)

萌杏奈「苦しかった…でもありがと。冬斗先生。」

冬「やれば出来るじゃん(*^^*)お疲れ様。お布団でゆっくりしてなね?」

萌杏奈「はーい🙋」
冬斗side

そのあとは萌杏奈の調子も改善してまたいつも通り騒がしい病室に戻った。


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1週間後

今日は賢人と凛斗の採血がある

うわぁぁぁ

やられる側じゃなくてやる側が憂鬱ってどういうことだ?笑笑

どうせ逃げ回るんだろうな

でも伝えずにいきなり始めるのも子供たち側からしたらストレスの原因に繋がっちゃうかもしれないから、
とりあえず、今日採血があることだけを回診ついでに伝えに行こうと思う


コンコン、ガラガラ〜

冬「みんな元気か〜?具合悪い人〜!」

こんなこと聞いても素直にはい!っていう子なんていないことは知ってる‪w‪w

冬「んじゃ、順番に診察していくからな〜、まず賢人からな。」

賢人「別になんもないよ?苦しくも。」

冬「ハイハイ、回診なので文句は受け付けません。」

賢人「(๑ ー̀εー́ ๑)ムー」

冬「よし、心音も肺の音も問題無さそうだな、あ、そうだ。賢人嬉しいお知らせだ‪w」

賢人「何!?退院?」

冬「この後採血だ笑笑逃げんなよ〜!」

賢人「うっわぁ…最悪」

冬「ま、後でまた来るからな。大人しく待ってろよ!」

賢人「来なくてええわ!」

という、賢人の一言は無視して…

次は萌杏奈だな

冬「次は萌杏奈だな」

萌「今日も順調!問題無しっ!笑笑」

冬「はいはい、数日前に喘息発作起こしたのによくそんな事言えるな…😩😩💨💨」

萌「それは遠い昔のこと!」

冬「はいはい……うん、音はよしだね。目の周りとか足も浮腫んでなさそう。なんか症状ない?」

萌「ない!大じょーぶ!」

まぁ、萌杏奈は逃げはしないから見に来た時に様子見れば一目散だしな。

よし、次は春馬の診察だ

冬「春馬、診察だ」

春「なんで俺にそんな当たり冷たいの?」

冬「なに、もっと優しくしろと?春馬くん」

春「やっぱいい、きも」

冬「はいはい、聴診するから服上げろ」

ドクッドクッドクッドクドクッ…ドクッドクドクッ……
こいつ…😩😩💨💨

冬「不整脈あるの自覚症状は?」

春「…………。ない。」

なんだ今の間は…┐(´д`)┌

冬「検査送りになる前に正直なこと言えよ…」

春「大丈夫。」

冬「まいいや、心電図つけとくから暴れんなよ!」

春「ふぁ~い。」

ってことで看護師さんに心電図は頼んで…

次は花蓮か。この子がいちばん大人しい…ってか素直だな笑笑
まぁ、小6でそろそろ中学生になるからそんなもんか。

冬「はい花蓮〜、診察するよ。」

花「うん、」

冬「…………、、うん、大丈夫かな?苦しいとかない?」

花「うん、大丈夫、ありがとう!」

冬「よし、なんかあったらいいなよ?」

花「うん!」

何だこの秒の診察は!
他の奴らもこんなになって欲しいわ!

次は…瑠々か
瑠々は一型糖尿病だから体型に気をつけないと…

冬「瑠々!診察するよ〜」

瑠々「はぁ〜い!」

なんて素直なんだ( -∀-)
ってことはほっといて!

うん、体型はそんなでもないか…

冬「調子悪くない?」

瑠々「うん!だいじょーぶ!」

冬「よし、おトイレ行く時はいつも通り?」

瑠々「看護師さんとおトイレ行く!」

冬「その通り!ちゃんと呼ぶんだよ?」

瑠々「はぁ〜い!」

ってなんでこんなに念を押して言ってるかと言うと…
数日前、勝手にトイレ行っちゃって
尿量を確認できてない時があったから…
まぁ、念を押してるから大丈夫だろう…🤔🤔

よし、ラストは凛斗
こいつが1番最初のやつと同じくらい手のかかるやつなんだがな、まぁ〜春馬も同じだけど…😩😩💨💨

冬「さてと、お待たせ凛斗」

凛「別に待ってない、なんなら診察しないで帰ってもいいよ?」

一言多いな、この坊主が…!

冬「はいよ、でも帰らない、お前の診察終わるまでは。はい、服まくれ!」

凛「(。・ˇ_ˇ・。)ムゥ…仕方ないなぁ…」

冬「………。ん?少し喘鳴聞こえるな。苦しくは?」

凛「ない!だからなんもしなくていい!」

冬「はいよ、ま、後で採血あるから大人しくしとけ。」

凛「え?!やだやだやだ!」

冬「逃げずに大人しく待ってろよ!賢人と一緒に」

凛「賢人にぃも一緒なの?!」

冬「ああ、2人で逃げ道企むなよ!」

凛「へぇーい😏😏」

うわ、こいつらまた逃げんな、
追いかける身にもなれよ、、、
冬斗side

よし、そろそろ採血のお二人さんをお迎えに行くか…

トントン…

冬「賢人〜凛斗〜採血だぞ〜!」

賢・凛「はぁ〜い…」

えっ、いる。
素直…

ん?なんか嫌な予感…

でもいる。え?

いつも逃げてどこかに隠れてるふたりが…いる!

落ち着け…落ち着け俺。

冬「とりあえず…検査室!行くぞ。。。」

賢・凛「うん。」

前を先頭して歩いてた俺は気が付かなかった
このあと2人がいなくなることを…
冬「よし、ここに入って待ってて。」

とうしろを振り返ったら…

いない。

やっぱりだ

逃げたなあいつら…😠

とりあえず検査室に居る2人の看護師さんを巻き込んで探し始めた

冬「賢人〜!凛斗〜!出てこい!」

院内を大声と言わないレベルの声で探し始めること早30分

冬「ったく、、、見つけたらただじゃおかねぇ…、つーか、どこに隠れたんだ…💡🙌🤔」

と思った矢先!

目の前を通り過ぎる馬鹿どもがコソコソと小走りで走ってきた

俺はそれを捕まえんとばかりに走り出し2人を追いかける!

冬「おまえら待てこらっ!」

賢人「わわわわっ!どっからきたのせんせー!」

とか叫びながら走り出す2人…

アイツらもだけど俺も喘息を患ってる

走るということは少なからず体に影響を及ぼすということになる…┐(´д`)┌

最初に悲鳴をあげたのはチビの凛斗だ

凛「はぁっはぁっはぁっはぁっはぁっ…ヒューヒュー…ゲホゲホ…ゴホッ...ヴ...ゲホッゴホッゴホッ...」

言わんこっちゃない

冬「ハァハァハァハァ…諦めつけろ凛斗!」

そのまま看護師にネプライザーを頼んで俺は健人を追いかけ始めた

だが…

健人の目の前に現れた助っ人のおかげで再度追いかけっこを始めることは免れた

その相手は…

春「つーかまえた!もう逃げらんないな‪w‪w」

賢人「ハァッハアッハァッハアッ…ゴホッ...ヴ...ゲホッゴホッゴホッ...…ヒュー…ヒュー…ゴホッ...ヴ...ゲホッゴホッゴホッ...」

賢人は喘息の発作を起こしたが春にぃのおかげでそこまで酷くならずに助かった…

問題は俺だ、

呼吸が上がって苦しい…

でも春にぃは賢人の方に当たってるから俺は無理を頼めない…

冬「ハァッハアッハァッハアッハァッハアッハァッハアッ…ヒュー…ヒュー…ゼェゼェ…」

やばい、本格的な発作になる前に言わなきゃ…

でも賢人優先…
患者first…
春斗side

よし、賢人くん捕まえた

なんで俺が逃亡悲劇を知ってるかって?

看護師からの情報だよね‪w‪w

報告連絡相談、通称報連相

看護師からの風の噂ってやつを耳にしてね

冬斗の患者だから…まぁ、

ほっといたら冬斗も死ぬし…助っ人っていうこと!

ってのはいいんだが…賢人くんは落ち着いたけど

俺の視線の奥のヤツはやべぇみたいだな…

あとは賢人くんは看護師に任せて俺は冬斗の様子を見に行く。

春「すみません、あとお願いしてもいいですか?」

看「はい、病室の方で様子みます!ありがとうございます!」

俺は咄嗟に立って、冬斗の方に向かった

春「大丈夫か、、んなわけねぇか…」

冬「ハァッハアッ…ハァッハアッハァッハアッ…ヒュー…ハァッハアッ」

春「喘息の前兆だな…そのまま俺の診察室に連れてくな、」

返事ができず有無を言わずに春にぃの診察室に連れてかれた

春「冬〜、聴診するから服まくるな!ごめんな〜」

ゼェ…ゼェ…ゼェ…ゼェ…

あー、喘息でちゃうな…

春「そのまま吸入しちゃうか!準備急いで!」

看「はい!」

看「準備できました!」

春「冬〜すぐ楽になるからね、、頑張れ〜」

冬「ハァッハアッ…ハァッハアッ…ゴホッ...ヴ...ゲホッゴホッゴホッ...…スー…ゴホッ...ヴ...ゲホッゴホッゴホッ...ハー…」

春「だいぶ良くなったな!お疲れ様^^*走ったことには褒めないけど、諦めない心には褒めるよ( ̄▽ ̄)」

冬「だって…捕まえないと…あいつら…も…喘息…持ってるから…ハァッ」

春「うん、知ってる、でも他に手段なかったのか?お前じゃなくたって他の医者に任せることは出来ただろ、お前の喘息知ってるのは少人数じゃない、少なからず小児科の医者は知ってるだろ…」

春「まぁ、俺もすぐ助けに来れなかったことは反省してるけど…もう少し人を頼ることを学べよ、、、」

冬「…ごめん春にぃ…でも、俺は自分の手で子供たちの未来を切り開いてやりたい、だから、逃げられたって嫌われたって俺は俺らしく自分の手で助けてやる。俺は諦めない、また走って俺が喘息出ても俺には助けてくれる兄貴達がいる。だから、人に頼らないで俺は自分で頑張るって決めたんだ…もう少し見舞ってくれないかな…春にぃの意見に添えなくてごめん…」

春「……分かった、、、でもほんとにヤバいってなったら言え、それまで俺は手出ししない。」

冬「ありがとう…春にぃ…少し寝てもいい?」

春「あぁ、最近寝れてないらしいから少し寝ろ」

冬「うん…」

このあと寝てる間に点滴して回復したのであった
青葉said

今日は短縮日課で2時間授業!
もーちょうテンション爆あがり!

いつめんの樹里、涼香、浬子で前々から行きたかった表参道のスイパラに行くの!

いつもは葉琉と帰ることが多いんだけど、今日はあらかじめ断りを入れておいたの

葉琉葉いいないいな言ってたけど絶対来ないでねって念押ししておいた笑

学校から電車乗り継いで原宿着いたけど…

相変わらず人がすごい…


いつメンでそうこう話してる間に目的地に着いて早速食べる‼︎

全「いただきまーす!」

樹「うま!」

涼「それな!きて正解だった!」

浬「制限時間までにいっぱい食べよ!」

青「うんっ!」

各々たくさん食べて大満足のスイパラ!

涼「次プリ撮りに行かない?」

樹浬青「いいねぇ!」

1人100円ずつで今大人気の・・ハル
ってやつで撮った!

もうみんな盛り放題だよね笑笑

プリ撮った後は時間も時間なので流れ解散になった

私もお兄ちゃんが待ってるから寄り道しないでまっすぐ帰宅中…