おにぃたちに愛されてるから…今の私がいるんだよ?

登場人物

・岡本 青葉(高校2年生)
この物語の主人公、葉琉と双子
貧血と喘息持ち、よく体調を崩す
極度の病院嫌い
泣き虫、お兄ちゃん大好き、おバカ

・岡本 葉琉(高校2年生)
青葉と双子
軽度の貧血と喘息持ち
ちょっと痛いの嫌い体質
青葉に構うのが好き(妹思い)
頭いい、スポーツ万能、イケメン

・岡本 春斗(28歳)
岡本総合病院勤務、呼吸器内科医
優しくてまじめ、お料理上手
家族大好き

・岡本 夏斗(27歳)
岡本総合病院勤務、血液内科医
お調子者だけどやる時はやる
家族大好き

・岡本 秋斗(25歳)
岡本総合病院勤務、救命医
基本なんでも診れる天才頭脳の持ち主
貧血持ち
普段は青葉と葉琉に体調不良の時は言うように
呼び掛けるけど、いざ自分がなると黙り込む
家族大好き

・岡本 冬斗(24歳)
岡本総合病院勤務、小児科医
軽度の喘息持ち
ズバズバ言うタイプ
家族大好き、双子思い

こんな感じです。
追加あったら話の途中でします。
ピピピピ…ピピピピ…


葉「おい、青葉起きろ。アラーム何回なってんだよ!」

そう、これでアラームは5回目…

朝が弱い私には価値のない目覚まし時計
私の目覚まし時計はおにぃ達の声で起こされる。

葉「はぁ〜、青葉ーーーー!!」

ビクッ!

青「葉琉〜、呼んだ?今何時〜?」

葉「呼んでない、怒鳴り叫んだ。只今の時刻は8:00ですが何か。つーか、置いてくぞ。あと15分。」


学校の登校時刻は8:15なのだ。

青「えっ?!やばいじゃん!なんでもっと早く…」

どうせ目が覚めなかったのは自分だから言い訳は出来ない。諦めて、口を慎んだ。

ダダダダダダ…

〜リビング〜

青「春にぃおはよ!朝ごはんいらない!行ってきます!」

春「青葉!一口でも食ってけ!てか、弁当忘れてる!」

あー、行っちゃったよ…。

春「朝飯食わないで昼どうするんだよ…、」

秋「どうしたの?なんか考え事?てか、青葉は?」

春「あいつ、朝も食わずに昼の弁当も忘れていったよ。どうする?」

秋「あ〜ぁ、後で痛い目見るのは青葉ちゃんだからねぇ…笑笑」


秋…お前、そんなやつだったか…笑笑

まぁ、葉琉から連絡来るの待とう。

たしか、今日のシフトは
俺が日勤
夏斗が休み
秋斗が日勤
冬斗が休みだったはず。
何かあれば…休み二人いるし、なんとかなるかな…


ちょっと不安を抱き、仕事に行く準備をした。
ふぅ〜、ギリギリセーフ!

葉「まったく、お前のせいで俺も巻き込み事故になりかけたじゃんかよ。」

青「ごめんごめん!チャイムなるから教室行ったら?」

こいつ、何も考えてないな…

キーンコーンカーンコーンキーンコーンカーンコーン…

HRも終わり、何となく考え事してたら昼の時間になった。

昼飯食うか。
〜昼飯〜

ガサゴソガサゴソ………

私弁当忘れたっけ?

lll_ _ ) 昼食べれないじゃんよ…。

でも…葉琉に言うわけにいかないし…


よし!聞かれたら食べた振り!うん。

〜昼飯〜By葉琉

ガサゴソガサゴソ……
よし、昼でも食べますか!

葉「いっただきまー………。」

と思ったら、青葉がとぼとぼ廊下を歩いてる!

あいついつも教室で食ってるよな…?

どこ行くんだ?ついて行こうっと…




















着いた先は屋上…、、、


この土砂降りの中で何するんだ?

そう、今日は台風も近いのか天気が優れない日なんだけど…

ゆっくりと扉を開け、青葉の様子を伺う…


ひたすら雨に打たれて突っ立ってる青葉。


ありゃ風邪ひくぞ、、、

止めに行こうと思ったその時…!



















バタン……









一瞬何が何だか分からなくなったけど…

すぐに青葉の元に駆け寄った。


葉「青葉?おい!青葉!しっかりしろ!!おい!」


……………………。

ピクリともせず…


すぐに兄貴たちに連絡しようと思ったけど…、俺弁当と一緒に携帯も教室に置きっぱなしだ…。


どうしよう!!


そこへ、昼飯なのに俺が教室に戻らないのを心配してか、
クラスでは割と仲のいい(早河翔)が様子を見に来た。