結局、私はお皿並べ以外させて貰えなかった。
カレーのルーを入れる時、隠し味に良いと思って、チョコと蜂蜜と牛乳をいっぺんに入れようとしたら、凜ちゃんに怒られた上に、なっちゃんの犬にまで吠えられた。
カレーはそれでも美味しかった。三人で作ったと言われたら微妙だけど。
仕事から帰って来たなっちゃんのお姉ちゃんも褒めてくれた。
食事を終えた後はなっちゃんの部屋でガールズトーク、そう思ってた。でも凜ちゃんはカバンからごそごそと勉強道具を取り出した。
「凜ちゃん、こんな時まで勉強するの?大変だね」
私は他人事みたいに言った。
「何言ってるの?勉強合宿って言ったでしょ?辛いことを忘れるには勉強が一番」
「本気?」
「本気」
「私、お姉ちゃんに用事頼まれてたんだ」
なっちゃんはいち早く逃げ出そうとした。
でも数分後、お姉ちゃんに首根っこ掴まれて部屋に戻って来た。
「じゃあ、凜ちゃん。この子もよろしくね」
カレーのルーを入れる時、隠し味に良いと思って、チョコと蜂蜜と牛乳をいっぺんに入れようとしたら、凜ちゃんに怒られた上に、なっちゃんの犬にまで吠えられた。
カレーはそれでも美味しかった。三人で作ったと言われたら微妙だけど。
仕事から帰って来たなっちゃんのお姉ちゃんも褒めてくれた。
食事を終えた後はなっちゃんの部屋でガールズトーク、そう思ってた。でも凜ちゃんはカバンからごそごそと勉強道具を取り出した。
「凜ちゃん、こんな時まで勉強するの?大変だね」
私は他人事みたいに言った。
「何言ってるの?勉強合宿って言ったでしょ?辛いことを忘れるには勉強が一番」
「本気?」
「本気」
「私、お姉ちゃんに用事頼まれてたんだ」
なっちゃんはいち早く逃げ出そうとした。
でも数分後、お姉ちゃんに首根っこ掴まれて部屋に戻って来た。
「じゃあ、凜ちゃん。この子もよろしくね」