ジャガイモは思ったよりつるつる滑った。

それにかなり大きいサイズだった。

でこぼこでけっこう難しい。

それでも私は黙々と真面目に皮を剥いた。

でやっときれいに剥けた。

それを見た凜ちゃんは言った。

「へえ、ちゃんと皮剥けてるし、一口サイズに切ってくれたんだね」

「一口サイズ?ううん。皮剥いてたらこれだけ残ったの」

すると凜ちゃんはにっこりと笑いながら

「お疲れ様。テレビでも見ててゆっくりしてなよ」

と言って私を台所から追い出した。