凜ちゃんは私が着く前にもうなっちゃんの家に来てた。

「お姉ちゃんはご飯作れないから、今日は私達で作るの。だから今から、買い物に行こう」

「良いけど、私、あんまり料理上手じゃないよ。なっちゃんは出来る?」

凜ちゃんが聞いた。

「うーん、食べる専門だけど、少しは出来るかな。カレーなんて簡単そうだし、定番でしょ」

「カレーなら私も大丈夫かな」

「そうだね。カレーなら私も得意なんだよ」

私がそう言うと、二人はきっぱりと言った。

「お留守番しててね。料理は私達に任せて」

結局、私はなっちゃんの家で、なっちゃん家の犬とお留守番してた。