暇つぶし。白崎君はそれで私と付き合った。秋山君もそうだったのかな。どうして私ばっかりこんな目に合うんだろう。何で？

「でもね、玲のこと怒るのは間違えよ。」

「どういう意味ですか？」

「だってそうでしょ。玲とあなたじゃ住む世界が違うんだもの。勘違いして、勝手に裏切られたと思う方がおかしいでしょ。話はこれだけ。私のこと冷たいと思う？でもハッキリとさせとかないと、ちひろさんだって辛いでしょ。話はこれで終わり。ごめんなさい。私、まだ仕事があるから。もう戻ってくれる？」

「待って下さい。最後に教えて下さい。じゃあ、今回の件は秋山君も春香さんも悪く無くて、普通の私が秋山君みたいな人を好きになったのがいけないってことですか？私が高望みしたバカってことですか？」