「わたしもそんなに想われたいです」


「美琴、彼氏いないんだっけ?」


「いないですよ。でも、いいんです。わたしは、運命の出会いをして、漫画みたいな恋をするのが夢なんで」


「あー、はいはい。そうだったわ」



美琴ちゃんは、可愛くてモテるのだけど、本人が運命の出会いという漫画のような出会いを期待しているため、言い寄ってくる男には興味が無いのだ。




「可愛いのに勿体ないわ」


「まぁ、恋愛は人それぞれだからね。で、真奈美は、あの合コンでいい人いたの?」


「ないない。はずれ。チャラいのばっかだった」




そういえば、わたしに絡んで来た男もチャラかったな。
もう、絶対合コンなんて、行かない。湊とも約束したし。って、なんで湊との約束守ろうとてんのよ、わたし。




「しばらく合コン誘うのは諦めてあげる。あのイケメンくんに怒られそうだし」


「っ、湊は、関係ないけど、合コンには行かないから」




話をしている間に、着替えは終わっていて、3人で更衣室から出た。