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「お疲れ様〜〜」
月曜日無事に仕事終了。
「平和でしたね」
「そうね、平和すぎるくらいだったわ」
わたしたち3人は、更衣室で着替えていた。
「でも、まだ月曜日よ。あと4日も仕事なんだけど。飲みに行きたいわ」
「もう、しばらく真奈美の誘いには乗らないからね」
「は?意味分かんないんだけど」
「いやいやいや、嘘ついて合コン連れてったじゃない」
忘れたとは言わせない。2人で飲もうと誘われてついて行ったら合コンだった事。
「あー、そんな事もあったわね」
「つい2日前の事ですけどね」
「あれは、浮気男をさっさと忘れるための合コンよ」
「あれ、夏希さん未練あったんですか?」
美琴ちゃんが不思議そうに聞いてくる。美琴ちゃんもわたしの恋愛事情は知っている。確か、美琴ちゃんに話した時も、真奈美みたいな事言ってたなぁ。
『わたしの夏希先輩に、ありえません!ぶっ飛ばしてきます』
って。美琴ちゃんにそんな力があるとは思えないけど、その気持ちが嬉しかった。