「おはよう!」
「あ、おはよう!ねぇねぇ昨日さ……」

「おい!待てって!!」
「ふうぃーーー!!!」

「知ってる?今日宮川先生休みらしいよ」
「え?マジで!?今日の生物なくなるじゃん」
「バカ!ww自習だよきっと」
「えぇ〜…めんどくさいなぁ」
「いいじゃん、授業よりマシでしょ?」
「それもそうやね!」

朝の廊下、すれ違う人や教室の中にいる人、それぞれが思い思いの時間を過ごしている。横には「おともだち」がいて、楽しそうに談笑している。そんな様子を横目で見ながらも、誰とも言葉を交わすことなく、私は鞄を乱雑に机に置き、着席した。

いつもの変わらない日常だ。