「…」

「…なんだよ」

「…」

「言いたいことあるなら言え」

「…一昨日のあれは冗談?」

「冗談であんなこと言うか。あほ」

「だって!」



大学の食堂


思わず、ばんっと力強く机を叩いて
椅子から立ち上がった私


近くにいた人が何事だと振り返る


はっと我に返り、恥ずかしさに縮こまりながら
再び椅子に腰掛ける


そんな私を見て
机を挟んで向かい側に座っていた秋鳴は小さく笑う



「慰めろって言ったのそっちだろ」

「あれは…っ!
……別に、共感してほしかっただけだし…」

「今更取り消しかよ」

「だ、だいたい何で
慰める=付き合うみたいな感じになるの」

「人恋しんだろ?」

「…別に…」

「なら、構ってほしいんだろ?」

「…」


……構って欲しいに対しては否定しないけど…