「ったく…」

「ごめんねぇ、秋君
こうなると私じゃ手に負えなくて」

「いや、ひなが謝ることじゃねーよ
こいつが限度ってもんを覚えねーのが悪い」

「他の人呼ぼうとも思ったんだけど
秋君の方がつづり的にいいかなって」

「…こいつ、人前だと見栄張るからな
酔い潰れて弱ってるとこ
他のやつに見せたくねぇだろうし」

「そうなんだよねー、手のかかる子だよ」


勢いよく脳内をシェイクされ
机にへばりついてダウンする私の横で
呆れたように会話を交わす二人


……うぅ…言い返したいけど

…気持ち悪くて無理…

……吐きそう…


「とりあえず連れて帰るわ
ひな、お前はどうする?もう遅いし送ってくか?」

「ううん。彼氏が迎えにきてくれるみたいだから大丈夫」