ひなや周りの人と話しているのを見ていてそう感じた

…事実、事あるごとに私も秋鳴にお世話になっている

……この前みたいな酒席でのあれこれがいい例だ

口では反発しつつも
残念ながらその自覚はしてる


心根が真っ直ぐ
だから、私は秋鳴は嫌いじゃない



「秋鳴さ、彼女いないの?」

「いたらお前にあんな事言ってねーよ」

「どうして彼女つくんないの?」

「今はお前が彼女だろ」

「彼女っぽい関係でしょ」

「別にいいだろ。そんな事」

「気になったんだもん」



後片付けをしながら
なんとなく疑問に思っていた事を聞いてみた


お皿を洗いながら
秋鳴はめんどくさそうにため息をつく