目が覚めた。
「あ、目が覚めました?」
ここ何処ですか?てか超元気に歩けてますよ?私死んだんですよね?
「死にましたよ?それはもうぽっくりと」
ぽっくり…って。、まぁそれでここはどこですか?
「とりあえず死後の世界です」
はい。それで?
「案外天国とか地獄とかないんですよね、真っ暗で何も無いんです。あなたの話し相手は私だけ。あ、でも49日過ぎたら向こう行きますよ。」
向こうとは?
「向こうといえば向こうです。遠くの遠くの遠くです。」
そうなんですね。それで49日ってことはまだ私は地上にいれるんですか?
「何言ってるんですか?」
えっ?
「バカ言わないでくださいよ。誰が管理するんですか。あなたは残された人があなたを思い出してる時だけ呼び出されるんです。その時だけ近くにいられるんですよ。」
はぁ…なら、とりあえずここにいます。

数十分したらベルがなった。まるでチャペルのベルのようで大きい音でまるで祝われてるみたいだ。
「さぁ、呼ばれましたよ。行ってください」
はあ…