私は中1の時から真田のことが好きだった。
だから、あのとき告白しようと思ったんだ。

「真田。」
「ん?」
私は英語の授業が始まる前に、真田に声をかけた。
「この授業が終わったら、階段の所に来てくれる?」

バクバクとしている心臓を抑えて、私は真田に言った。
真田は不思議そうにしながらも、頷いてくれた。