「先輩の事は亮って呼べません」

「いいから」

「でもみんなの前では水野先輩だからな」



このときの亮は意地悪だったよね。
あたしの思いなんか聞かずに
自分の思いどうりにさせていた――――



「ん?」

私のファーストキスも亮だった。

何もかも始めては

亮だった。



突然亮は私のところに来たよね――――――