「美雨~一緒に帰ろう!」

「いいよ。あ。新しい友達奈子」

「よろしく」



放課後になり静かになった廊下に私達はいた。



♪ー♪



どこかの教室から曲が流れて誰かが歌っていた。

「水野先輩だ」

「水野先輩?誰?」

「知らない?かっこよくて背が高くて口が悪い・・・」

「行ってみようよ!!」



私と舞は奈子に連れられ、2―1に行った。



♪ー♪



すごく透き通っててきれいな声だった。


「先輩。何もかも良いいんだけど、口が悪いからダメなんだよね」

私達は教室の隙間から先輩を見た。





「あれ・・・」