どうしてだろう―――

元々は亮からだったのに―――

やっぱり亮ってそんな人だったんだ。

「あ。」

気がついたらあたしは

教室の前にいた。

中で舞と奈子の声がする。

私は教室に入った。

「あれ?美雨じゃん!!どうした?」

「ちょヒクッとツね・・・ヒクッ」

「泣いてるの?」

舞と奈子は私のところにきてくれた。