「隣の席の子どんな子だろう?」



「もう、そんなこと考えてるの?」
「いいじゃんー、考えないほうがおかしいんだって」



「はいはい...」






「あ、そういえば、今年は桜谷株式会社の社長の息子が
 入学してくるらしいよー」





「それって誰?」



「ええー?!」
「真面目に知らないの...?」




「うん...」


「有名な株式会社の息子で、かなりの金持ち。
その上にイケメンっていうウワサだよー」






「へえー...」













「きゃー、優雅様ー♪」



(何この叫び声...)










「あーあ、多分桜谷とかいう人だね」