「あ、ごめん
えーっと、これは受け取れません。」


と、私が突き返したのは紙袋に入った私の私物。


とんでもない量の。


「え?」


「またあんたの家に行くから置いておいて」


と言いつつ気づいたら右斜め下を私も向いていることに気がついた。


「えっと、それは
俺の彼女にもう一回なってくれるってことでいいんだよね?」


…とんでもなくストレートだ。


「そーです」


「まじかよ…」


と驚きを隠せてない彼。


そりゃそーだ。


なんで彼は私があの日、急に別れを切り出したのか知らないから。