｢愛してる｣

｢ん。それで？｣

｢え、えっと…いっぱい愛してるっ｣

｢で？｣

｢す、すっごく愛してる｣

｢うん。で？｣

｢～～～っ、つ、次はそっちの番！｣



｢愛してる｣

｢どのくらい？｣


さっきの仕返しに意地悪してみる


｢知りたい？｣

｢うん｣

｢このくらい｣


言うなり、唇を奪われる


｢んっ｣


唐突なそれに目を見張る

しかも…


｢んん…っ！｣


嘘でしょ…っ！
舌、いれてきたっ


｢ん、っ…ちょ…っ｣

｢…｣

｢ふ…っ、つ｣


収まるどころか段々と深くなっていく口付けに
意識が朦朧としだす

…
…


限界だと思ったところで
心を読んだかのように唇を離すあいつ

湿った唇をなめて意地悪く笑う


｢今日も俺の勝ちな｣

｢～～～っ！｣


声にならない声をあげ、あいつの体を叩いた