もう20分たってる…何してるのかな…


ちょっと不安になって下の階に降りる。


「ちょっとやだあ〜〜〜」


「…」


…女の人の声…??!


誰、だろう…


玄関にひょこっと顔をのぞかせるとそこには蓮くんと綺麗な女性が…。


…!!誰??!


このまま少し2人を見ていようと思った矢先…


『カタンッ…』


ドアに当たって音を立ててしまった…。


うぁあ、私のばかあ…!!!


「…蓮、その子だあれ?」


「…雪、だけど?」


状況が全く掴めない…


「あ、あの、蓮くん…そちらの方は……」


おそるおそる聞いてみる…


「え?私〜?」


綺麗な女の人は少し考える仕草をしてから口を開く。


そんな仕草すら様になっている。


美人ってすごい...。


「ふふっ私は〜蓮の元カノ?んふふ」


もとかの...???


言われた言葉が分からず目をぱちくりさせる。


『元カノ』っていう日本語が分からないわけじゃない。


でも...さっき蓮くん...元カノはいないって...言った、のに...


どーゆーこと...?


「あっははっ噂には聞いてたけど雪ちゃん?めちゃくちゃ可愛いねぇ、んふふ」