「お父さん!ここどこ?」 「ここはね、お父さんの『大切な人達』が眠ってる場所だよ。」 「お父さんの?」 「うん。この世で1番『大切な友達』が眠ってるんだ」 「そうなんだー!」 「ほら。手を合わせるよ?」 なんて、仲の良さそうな親子が海がみわたせる崖のそばにある小さな二つの石に手を合わせた。