「はい」

「今日はそのくらいでいいよ
いつも細かい手伝いまでしてもらって悪いね」


申し訳なさそうに言われて
慌てて首を左右に振る


「わ、私が好きでやってる事なので」


色々な事を学ばせてもらっている身

失敗も多い中、おばあさんはいつも優しく
根気強く付き合ってくれる


分からないことや間違ったことに対しても
どれだけ時間がかかっても
私が理解するまで付き合ってくれる


そんなおばあさんに少しでも何かを返せたらと
邪魔にならない程度の雑務を引き受けた


「ありがとうね。助かってるよ」


その言葉と、いつもの笑顔に
ほっと胸を撫で下ろす


余計なお世話だったらどうしようかと

内心不安を感じていた