桜と十字路で別れ、家までの一本道を歩く

一人になると浮かんでくる顔は

やはり悟ではない

「ずるいよ。くやしいなぁ…」

思わず声に出す

悟がこんなに優しくなければ

私の罪悪感も少しはマシになっただろうか