「・・・」

「・・・」




食事中。

母さんや小母さんとかが楽しそうに喋っている中、

あたしと康介だけが無言だった。




あれ、前にもなかったっけ??






「オレ、帰ります」




「え??」





「あら、もう帰るの?康介」

小母さんが不思議そうに言った。

「おう」

目を合わせずに康介が答える。

「残念。おやすみ康介君。」

「あ、はい。おやすみなさい。

ご馳走様でした」


慌てたように言った康介に

母さんはいいのよーと軽く言うと、

ついでというようにあたしに

「ミズ、送っていってあげなさい」
といった。