「外まだ寒いかなー??」


「どうだろうねぇ、


春だしねえ」


「意味わかんないし」







「・・・」










あの、康介がスゴイ恐いんですけど。



たまに周りを睨むように見て、

ふう、とため息をついて無表情になる。


さっきからそれの繰り返しだ。




ギィィ、、

屋上の扉を開けると、

耳を劈くような不快な音が聞こえた。


「このドア古いよねー、絶対変えたほうがいいわ」

「だね」







「・・・・あ、・・・・誰か来た」


「?」