部活が終わってから階段を駆け上がるのは

結構キツかった。

2年は3階だし。
うちの学校は公立だから、エレベーターとかがない。





ガラガラ、



「・・・!」


吃驚した。


誰かいる。



窓側の席に一人腰を下ろしていた。


「・・・お?」

こっちに気づいた。

整った顔が見えた。


「・・・アンタ、誰?」





あ、






わかった。





コイツが・・・・




「大槻だけど」




大槻 翔太だ