「…何で、康介ぇ…」




康介は、

高熱を出していた。




目の前で静かに眠る康介をただ見つめた。




誕生日だったのに、




熱があったのに、





「ごめん、ね」












何であたし、気づけなかったんだろ……




「ごめん、」






ずっと一緒にいたのに