それから空汰先輩は修学旅行に行ってしまい、謎は溶けないまま。
「柚乃、なんか元気ないね?」
利己はすぐに元気がないのに気づいてくれ。
何度助けられたことか、
「最近先輩のおかげか楽しそうだったのに…」
それでも浮かない顔をした私を見て
「よし!次サボろう!」
と利己
「へ?!」
「柚乃ほっといて授業なんか受けれるか!飲み物持って屋上行くよ!!」
「ちょっ、利己〜!!」
時々突拍子のないことを言う利己と屋上にきて、置いてある今は使われていない椅子に座る。
「で、なんかあったの??」
優しく聞いてくれる利己に涙腺がゆるんで、視界が歪む
言葉を詰まらせながらもここ最近あったことすべてを話した。