ぎくり…
今日は休みたくない理由が1つあって、お母さんを止めなきゃ‼と痛い頭をフル回転させて思った。
「お母さん待って!!」
連絡しないと…って電話の方に向かうお母さんを引き止める。
「あー、なんかその体温計壊れてない?!治ってきたんだけど!!」
「え??そんなはずな…「あ!私の部屋に体温計あるしもっかい測る!」
お母さんの声を遮って、「ちょ、柚乃?!」なんて私を呼ぶお母さんの声を無視して二階に駆け上がる。
「お母さん〜やっぱりなかった〜!
行ってきまーす!」
強引に押切って制服に着替えて外に出た。