ナルに促されて部屋に入ると、私とユミは入り口近くの空いている席に座った。


張り切るナルの乾杯が終わると、後はみんな好き勝手にカラオケを楽しんでいた。




久々に見るアツはやっぱりカッコ良くて、ドキドキして、会えた事がたまらなく嬉しくて、私の顔は緩みっぱなしだった。



アツ、歌わないかな?



アツの歌、聞きたいな。



そう言えば私、アツとカラオケ来た事なかったな。



アツのお家でCDを聞きながら二人で大声で歌った事があったよね。



アツ、覚えてるかな?




私は決めたんだ。



今日、言おうって。


私、今日アツに告白する。




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