スーパーに寄ってたくさんの材料を買って、途中のケーキ屋さんでクリスマスケーキも買った。



アツのお家に着いた頃にはすっかり夕方。



たくさんの荷物を抱えて階段を登る。



「コナミ・・・ストップ!」



階段を登りきる前にアツが私を呼び止めた。



振り向いた瞬間に不意打ちのキス。



「飯食ったらさ、どっか泊まり行こっか?」



キスとアツの言葉に、一気に早くなる心臓。



好き好き好き好き!!何でこんなに好きなの?




「もう1回キスして?」



リクエスト通りに優しいキスをくれるアツ。



大好き。



「今日は帰る。お母さんだってアツといたいと思うよ?」



アツと離れて暮らしてるなんて、すごく寂しいと思うよ?


たから今日は、


お母さんにアツを返すよ。




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