ロッカールームに入るとすでにユミが着替えをしていた。



「ユミ!お疲れ〜!」



「お疲れ〜!コナンどうだった?」



「楽しかった!!何とかやっていけそうだよ。」




初日を終えた私達は、お互い教えてもらった仕事の話なんかをしながらのんびり着替えてロッカールームを出た。




「矢島さんお疲れ様です!今日はありがとうございました。」



「お疲れ。次、明後日だよね?俺も入ってるから、また頑張ってね。」




カウンターにいる矢島くんに挨拶をして、お店を出ると・・・




「アツっ!!迎えに来てくれたの!?」


店の前の植え込みに腰をかけるアツの姿。



仕事中にアツの話をしていたから、実はすごく会いたかったんだ!!



でもなんか、怖い顔。



やっぱりまだバイト反対なのかな?




「じゃあコナン、私帰るね!また明日ね!」



「うん、お疲れ。気をつけて帰ってね?バイバーイ!」



逆方向のユミと分かれて、私はアツと歩き出す。



「ねぇ、アツ自転車乗らないの?」



アツは自転車を押したままずっと無言。


まだ全然、声聞いてないよ?




.