繭はそう言うが、瑠衣は首を横に振り続ける。何十分もの間、二人はそんなことを言っていた。
「最初はさ、友達から始めようよ!君のことを知りたいし…」
瑠衣がそう穏やかに言い続けていると、繭の表情が変わった。さっきまでの必死な表情から一変、黒い笑みを浮かべる。
「これでもまだ、私を振るつもりですか?」
そう言い、繭は制服のポケットから写真を取り出す。そしてそれを、瑠衣に突きつけた。
瑠衣の顔が一瞬にして青ざめる。それは、この前の平日に学校をサボっていとことユニバーサルスタジオに遊びに行った時の写真だった。
瑠衣のいとこもハリー・ポッターが好きで、二人はハリー・ポッターのコスプレをして行った。平日で、クラスメートも学校の生徒もいないと思い瑠衣はハリー・ポッターのファンだということを堂々とアピールしていた。
魔法を使っている写真や、バタービールを飲んでいる写真、お土産を真剣に観ている写真などが次々と見せられる。
「最初はさ、友達から始めようよ!君のことを知りたいし…」
瑠衣がそう穏やかに言い続けていると、繭の表情が変わった。さっきまでの必死な表情から一変、黒い笑みを浮かべる。
「これでもまだ、私を振るつもりですか?」
そう言い、繭は制服のポケットから写真を取り出す。そしてそれを、瑠衣に突きつけた。
瑠衣の顔が一瞬にして青ざめる。それは、この前の平日に学校をサボっていとことユニバーサルスタジオに遊びに行った時の写真だった。
瑠衣のいとこもハリー・ポッターが好きで、二人はハリー・ポッターのコスプレをして行った。平日で、クラスメートも学校の生徒もいないと思い瑠衣はハリー・ポッターのファンだということを堂々とアピールしていた。
魔法を使っている写真や、バタービールを飲んでいる写真、お土産を真剣に観ている写真などが次々と見せられる。