健翔は太陽のように笑った。

「健翔…。」

俺と健翔は、わかりやすく言うと、「太陽」と「影」のような感じだった。

友達がいない、暗い俺。
友達が多くて、明るい健翔。

そんな健翔が俺と親友でいてくれているのは、きっと物心がつくまえから一緒にいたからだろう。

正直、俺なんかと一緒にいて申し訳ないと思う時もある。

「クラス、行こうぜ。」

そう言って俺に背を向ける健翔に