龍は学校にこなかった。


担任は言った。

「小山田君は昨日、自宅のマンション屋上から…」

そこまで言って止めた。


<小学生相手に何を言ってるんだろう>

そう思ったのだろう。


しかし、漣は理解していた。
どうでもいいと言いながら苦しんでいた龍は自殺したと。



何で止められなかったのだろう。
悔やんだ。
涙が枯れる程泣き、怒った。



そんなことを考えていた。