「いやっ!離してッ!」




どうしてーーーー?

どうしてなの?


更衣室の殺風景な場所に、男二人とあたし。

力を入れてるのに、動けないあたし。

なんでーーーーー?

いつだか、白に言われた。
男は、強いんだってーーーー。


女の子は、勝てないんだって。


いつだって白が教えてくれた。
なのに、油断してバカだ。


「大人しくしろよ!!

大人しくしてたら、優しくしてあげるからさ」



怖いーーーー。


白はいつも、あたしに教えてくれてた。




白ーーーー。

いつも、守ってくれた白。




「白!!!?


助けて!!!」














ガン!!






ガン!!





「なんだっ!」



前にもこんなことがあった。


そう、、あれはーーーー。





ガシャーン!!




金属のドアが、蹴破られた。







「あげはっ、、てめーら何してんだよ!」




ほら、やっぱりいつも助けてくれるのはーー


いつだってーーーー白。






「てめーら、覚悟しろよ!!」
珍しく怒ってるレイくん。



「あげはの、バカ。
何回心臓止まらす気?」



心臓!?

「止まったの!?」

あるわけないけど。



「心臓止まるぐらい、心配したっ」



あたしは、白に抱き締められていた。