「ーーーーふざけんなよ女!!
仲間をバカにしやがって、なんだテメーは!!」



うわっ、シュウが切れた。

ガタイのいいシュウをとりあえず抑えた。

いくら、やばい子って言っても、相手は女の子。

シュウに殴られたら一溜りもない。
とりあえず、抑えた腕。


「野蛮ーー、怖いユナっ。
みんな助けてっ。
ユナを助けるタメナラ、ヒトゴロシでも構わないよね?」


なんだーー。


彼女が、奴らに向けて放つ言葉。。


まっすぐに見つめるその瞳が、青く光った。







瞬間ーーーー光の無い亡霊達の目が、怖いモノに変わってゆくのを見た。





アイツ、何をした?



クス、と笑った彼女は、地面に腰を下ろしその行く末を見守り始めた。



呑気をジュースを飲んでいる。



亡霊達は、ゾンビの様に群がってきた。


「うわっ!
マジ、リアルゾンビの世界か!!」



なんつーか、気味が悪い。


「コイツらなんかおかしくないか?」




異変に気づき始めたけど、ただ、それだけ。


何がしか、言えない。


さっきまで普通だった奴らの目が、変わったことは事実でーーーー、コイツらの目に宿った光が無いこと。


「まるで、何かに操られているみたいだし」



操られてる?


俺は、桜 ユナを見た。



まさかーーーー。



桜 ユナが操ってる?