淡々と話す横顔に表情はない。



しかし女主人は納得出来ないらしく、尚も奇声をあげ続ける。




「ふざけないでくださいまし!!私はあんな人と会った事もないわ!!勝手に共犯にしないでくださるかしら!!」









シュトラールはひたいに手をあてつつ、大きな溜め息をつく。







「はぁ、あなたと言う人は…。自分で墓穴を掘っているのにも気付かない、ただのバカだったようだ。まぁいい。これ以上抵抗するなら強制的な逮捕になるな。やれ」



シュトラールがそう言うと、女主人の周りにいつの間にかいた、黒いモノたちが手錠をかける。



カチャ。



終止符はうたれた。