「お二人さん、まだ話は終わってなくてよ?」
豊満な体をこれでもかと見せ付けるような胸元が大きく開いたシンプルなドレスを着たエスメラルダが近寄ってきた。
猫なで声でリズに擦り寄る。
「シュトラール、お嬢さんこの話受けてしまったようね。あなたの思惑は外れてしまった。どうする?私の手札見てみる?」
わざとリズを挑発するように、いや、フェニルに見せ付けるように言う。
「お前の手札はなんだ?」
「ふふ、タダでは教えられないわ」
いたずらっ子のような口調にリズはイラつきを隠せない。
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