ちょうどそのとき、一騎近づいてくるものがあった。


叫んでいる若者以外全員が敬礼をする。



「アロン大尉!!ご苦労様であります!!!」



その声にようやく若者もアロン大尉の存在に気付く。



「ご苦労様であります!!アロン大尉!!早速でありますが、この者を銃刀法違反で逮捕いたします!!!」


誇らしげに告げる若者に、リズは反論する気さえ起こらなかった。