沈黙を破ったのはリズ。


「僕はこちらでお世話になった方が都合がいい。君はどうだい?」


フェニルが決めかねているので、リズが助け船を出した。







いつの間にかフェニルに頼りにされているのが心地よいと感じられるようになっていた。



しかし、この心地よさに溺れてはいけない、と警告音が鳴っているのも事実。