「あ、あの!シュトラール様!…リズ様!」



そう呼ばれ、ようやく振り返る。




「なにか?」




大通りは人通りが少なくなっていた。





「このような物をいただくことなんて…」




困惑するフェニルにリズは飄々と言い放つ。





「祝いだ」


??


意味がわからず、キョトンとする。