「何かつまみを頼みましょうか?」

肉まんを食べ、ポテチを平らげ、2本目のビールを飲み干そうとしている哲翔に言ってみた。

「いいよ」

「そう」


酎ハイを一本開けて気持ちよくなってきた私。

今なら、言えるかも。


「ねえ哲翔」

「ん?」

「咲良さんは・・・どうなの?」

それは、ずっと気になって聞きたかったこと。

「うーん」

答えに困っている。


「あまりよくないの?」

「よかったり、悪かったりかな」

「フーン」

まだまだ時間がかりそうね。