「屋上・・・?」
「さっすがジョウ!」
なるほど・・学校に忍び込む作戦か。
確かに僕達がいつもお昼を過ごすあの場所なら、
特等席中の特等席と言っても過言では無いスポットとなる。
「じゃあお菓子とジュース頼んだぞ窪田。」
「なんで僕が買い出し係なんだよ。」
「ただ一つ問題がある。」
「「?」」
「校舎の鍵も簡単にピッキング出来ると思うけど、
多分、夜の学校ってSECOMしてるから、
見つかる可能性がある。」
そっかぁ・・・確かに、そんなドラマみたいに簡単に忍び込めるようだったら、
夜の学校は街の不良達の巣窟と化している。
「じゃあ当日までに穴場スポット見つけておいてね窪田。」
「結局僕任せかーい。」
「じゃあその日はSECOM切っておいてあげるよ。」
「「「???」」」
僕達の頭上・・プールサイドから声がする。
見上げた先には・・・
先生が1人立っていた。