ドンドンドン!

「なに?!」

玄関をノックされる音に驚き私は目が覚めた。
時計を見ると午前二時。
一人暮らしの私にはとても怖い。
こういうとき、彼氏がいたらな なんて思う。
いつも彼氏に置き換えるのはあのバンドマン。

どんな声なのかな どんな曲を作るのかな

毎晩気になって 気になって また明日会えるのを楽しみにしてしまう。

でもここ最近 夜中に玄関をノックされることがとても多い。

監視カメラでもつけようかな、なんて思うけど
そんなお金はなくて まあいいやって感じ。

次の日

今日もルーティンをこなして学校へ向かう。

校門に見覚えのある影があった。

えっ 、、、!

-------- 健太郎さんだった。

校内に兄弟がいるのかな?なんて思いながら

朝から健太郎さんをみれて私は気分が高揚した。


それが


全ての始まりだった。